0x4200 - NMITIMEN (割り込み有効フラグ) †アクセスフラグ : 書バ強VH?
いくつかのゲームはここから値を読み込もうとしますが、 オープンバス値が読み込まれているものと考えられます。 このレジスタは、電源 ON 時、リセット時に 0x00 に初期化されます。 0x4201 - WRIO (プログラマブルIOポート(出力)) †アクセスフラグ : 書バ強VH常
基本的にこれは 8 ビットの I/O ポートですが、 'b' はコントローラポート 1 の 6 ピンに接続されていて、 'a' はコントローラポート 2 の 6 ピンと、PPU のラッチラインに接続されています。 'a' が 1 の時に 0 を書き込むと、0x2137 読み込み時のように、 H・Vカウンタがラッチされます (0 に遷移する時にラッチが起こる)。 'a' が 0 の時は、ラッチは起こりません。 このレジスタの他の変化は不明です。 0x4213 は、この I/O ポートの対になる入力用ポートです。 IO ポートは電源 ON 時に全て 1 が入っているかのように初期化されます。 リセット時はたぶん変化ありません。 0x4202 - WRMPYA (乗算用の被乗数) †アクセスフラグ : 書バ強VH常
0x4203 - WRMPYB (乗算用の乗数) †アクセスフラグ : 書バ強VH常
0x4202 に書き込みした後、 0x4203 に書き込む。 0x4203 に書き込んだ 8 "マシンサイクル" (およそ 48 マスターサイクル) 後に、 乗算した結果を 0x4216 〜 0x4217 から読み込むことができる。 この動作で 0x4202 は変化することはなく、 そのままリセットせずに 0x4203 に違う値を書き込むと、 新しい結果が得られる。 乗算は unsigned の値で行われる。 電源ON時に 0x4202 は 0xff で初期化され、 リセット時には変化しない。 0x4204 - WRDIVL (除算用の被除数 (下位)) †アクセスフラグ : 書下強VH常
0x4205 - WRDIVH (除算用の被除数 (上位)) †アクセスフラグ : 書上強VH常
0x4206 - WRDIVB (除算用の除数) †アクセスフラグ : 書バ強VH常
0x4204, 0x4205 に書き込んでから 0x4206 に書き込みます。 0x4206 に書き込んだ 16 "マシンサイクル" (およそ 96 マスターサイクル) 後に、 除算結果の商を 0x4214 〜 0x4215 から、 余りを 0x4216 〜 0x4217 から読み込むことができます。 0x4202 と同様に、たぶん 0x4204, 0x4205 もリセットされません。 除算は unsigned の値で行われます。 0 を除数に割り算した時 (Division by 0) は、商が 0xFFFF になり、 余りが 0x4204, 0x4205 の値になります。 電源ON時に、0x4204, 0x4205 は 0xffff で初期化されます。 リセット時には変化しません。 0x4207 - HTIMEL (Hカウントタイマー (下位)) †アクセスフラグ : 書下強VH常
0x4208 - HTIMEH (Hカウントタイマー (上位)) †アクセスフラグ : 書上強VH常
0x4200 のビット 4 がセット、ビット 5 がクリアになっていて、 H カウンタがこのレジスタに設定された値に達した時、 スキャンライン毎に IRQ が発生します。 ビット 4, 5 が両方ともセットされている時は、 V カウンタが 0x4209 〜 0x420a にセットされた値と同じ時だけ IRQ が発生します。 H カウンタは 0 〜 339 の範囲で変化します。 これより大きい値がセットされた時には、IRQ は発生しません。 電源ON時に、HTIME は 0x1ff で初期化されます。 リセット時には変化しません。 0x4209 - VTIMEL (Vカウントタイマー (下位)) †アクセスフラグ : 書下強VH常
0x420A - VTIMEH (Vカウントタイマー (上位)) †アクセスフラグ : 書上強VH常
0x4200 のビット 5 がセット、ビット 4 がクリアになっていて、 V カウンタがこのレジスタに設定された値に達した時に IRQ が発生します。 ビット 4, 5 が両方ともセットされている時は、 V カウンタがこのレジスタにセットされた値と同じ、 かつ H カウンタが 0x4207 〜 0x4208 で設定した値に 達した時に IRQ が発生します。 テレビの方式が NTSC の時、V カウンタは 0 〜 261 の値を取ります。 (他の全てのフレームでインターレスモードが有効の時、262 にもなる) PAL の時は 0 〜 311 の値を取ります (インターレス時 312?)。 これらより大きい値を設定した時、IRQ は発生しません。 電源ON時に、VTIME は 0x1ff で初期化されます。 リセット時には変化しません。 0x420B - MDMAEN (DMA有効) †アクセスフラグ : 書バ強VH常
詳細は 0x43x0 〜 0x43xA を参照してください。 DMA転送中にHDMAの初期化または転送が発生した場合、 DMAはその間停止されます。 現在使用中のDMAチャネルと同じチャネルでHDMAが発生した場合は、 DMAはすぐさま停止され、その時使われていたレジスタの値を使って HDMAは転送を継続します。他のDMAチャネルは影響を受けません。 電源ON時、リセット時にこのレジスタは 0x00 で初期化されます。 0x420C - HDAMEX (HDMA有効) †アクセスフラグ : 書バ強VH常
詳細は 0x43x0 〜 0x43xA を参照してください。 DMA転送中にHDMAの初期化または転送が発生した場合、 DMAはその間停止されます。 現在使用中のDMAチャネルと同じチャネルでHDMAが発生した場合は、 DMAはすぐさま停止され、その時使われていたレジスタの値を使って HDMAは転送を継続します。他のDMAチャネルは影響を受けません。 フレーム処理中にHDMAチャネルが有効になった場合、 そのチャネルは次のHDMAポイントで開始されます。 HDMAレジスタの初期化処理は、スキャンライン 0 の HDMAポイントの 前でのみ発生するので、HDMA を有効にする前に これらのレジスタを手動で初期化する必要があります。 フレーム中にすでに停止されているチャネルは、 この方法によって再度開始することはできません。 チャネル指定ビットに 0 を書き込むとき、現行の HDMA チャネルは停止されます。 この転送は、1 を書き込むことで再開することができます。 電源ON時、リセット時にこのレジスタは 0x00 で初期化されます。 0x420D - MEMSEL (ROMアクセススピード) †アクセスフラグ : 書バ強VH常
電源ON時(リセット時も?)に、このレジスタは 0x00 で初期化されます。 詳細は memmap.txt を参照してください。 0x420E - (未使用?) †0x420F - (未使用?) †0x4210 - RDNMI (NMIフラグと5A22のバージョン番号) †アクセスフラグ : 読バ強VH常
電源ON時またはリセット時に、NMI はクリアされる。 '-' になっているビットはオープンバス。 0x4211 - TIMEUP (H/Vカウントタイマー用IRQフラグ) †アクセスフラグ : 読バ強VH常
説明はないが、他のドキュメントでは このレジスタが読み込み/書き込み可能と書かれている。 電源ON時、リセット時に IRQ はクリアされる。 '-' のビットはオープンバス。 0x4212 - HVBJOY (H/V-Blankフラグとジョイスティック有効フラグ) †アクセスフラグ : 読バ強VH常
説明はないが、他のドキュメントでは このレジスタが読み込み/書き込み可能と書かれている。 0x4213 - RDIO (プログラマブルIOポート(入力)) †アクセスフラグ : 読バ強VH常
このレジスタは、I/O ポートからデータを読み込む時に使う。 0x4201 から 0 をセットした時、このレジスタから 0 が読み込まれる。 0x4201 から 1 をセットした時は、このレジスタから 0 または 1 が読み込まれる。 これは、I/Oポートに接続されたデバイスがこのビットに 0 をセットするかどうかに 関連している。 'b' はコントローラポート 1 の 6 ピンに接続されていて、 'a' はコントローラポート 2 の 6 ピンと、PPU のラッチラインに接続されています。 0x4201 は、この I/O ポートの対になる出力用ポートです。 0x4214 - RDDIVL (除算結果の商 (下位)) †アクセスフラグ : 読下強VH常
0x4215 - RDDIVH (除算結果の商 (上位)) †アクセスフラグ : 読上強VH常
0x4204,0x4205 に書き込んだ後に 0x4206 に書き込んだ時、 0x4206 への書き込みから 16 マシンサイクル (およそ 96 マスターサイクル) 後に このレジスタから除算結果の商を読み込むことができる。 剰余は 0x4216,0x4217 から読み込む。 除算は、unsigned で行われる。 0x4216 - RDMPYL (乗算結果または除算結果の剰余 (下位)) †アクセスフラグ : 読下強VH常
0x4217 - RDMPYH (乗算結果または除算結果の剰余 (上位)) †アクセスフラグ : 読上強VH常
0x4202 に書き込んだ後に 0x4203 に書き込んだ時、 0x4203 への書き込みから 8 マシンサイクル (およそ 48 マスターサイクル) 後に このレジスタから乗算結果 (積) を読み込むことができる。 0x4204,0x4205 に書き込んだ後に 0x4206 に書き込んだ時、 0x4206 への書き込みから 16 マシンサイクル (およそ 96 マスターサイクル) 後に このレジスタから除算結果の余り (剰余) を読み込むことができる。 乗算、除算ともに unsigned で行われる。 0x4218 - JOY1L (コントローラポート 1 の Data1(下位)) †アクセスフラグ : 読下強VH常 0x4219 - JOY1H (コントローラポート 1 の Data1(上位)) †アクセスフラグ : 読上強VH常 0x421A - JOY2L (コントローラポート 2 の Data1(下位)) †アクセスフラグ : 読下強VH常 0x421B - JOY2H (コントローラポート 2 の Data1(上位)) †アクセスフラグ : 読上強VH常 0x421C - JOY3L (コントローラポート 1 の Data2(下位)) †アクセスフラグ : 読下強VH常 0x421D - JOY3H (コントローラポート 1 の Data2(上位)) †アクセスフラグ : 読上強VH常 0x421E - JOY4L (コントローラポート 2 の Data2(下位)) †アクセスフラグ : 読下強VH常
0x421F - JOY4H (コントローラポート 2 の Data2(上位)) †アクセスフラグ : 読上強VH常
上の表は、ジョイパッドの時のみ当てはまる (ジョイパッド以外のものを接続した時には当てはまらない)。 自動ジョイパッド読み込みは、0x4016,0x4017 を 16 回読み込み、 0x4218 〜 0x421F に値をセットする。
0x4200 のビット 0 の、自動ジョイパッド読み込みフラグが 有効になっている時のみこれらのレジスタの値が更新される。 更新中は、0x4212 のビット 0 の、 自動ジョイパッド読み込みステータスがセットされる。 この間に読み込み操作を行うと、不正な値が返る。 詳しくは コントローラ の項目を参照してください。 |